切り傷は深くて潔くて夏(ふく)
朝涼や目の奥のもの映る空(真弓)
紫陽花の縁より晴れてゆくこころ(ふく)
まだ少し他人行儀で額の花(真弓)
休園のキリンの首が青葉ごし(典子)
ハンカチの木の花面会は謝絶(らてん)」
枇杷の種うはさ脚色されてをり(典子)
シャッターの裾の錆色夏に入る(典子)
初夏の二の腕やはらかく伸びる(ふく)
この川の今をいただく鮎の膳(らてん)
ハンカチの木の花面会は謝絶(らてん)
婆ちやんに少しぬるめにして新茶(らてん)
疫病の長引く松の芯立てり(典子)
朝涼や目の奥のもの映る空(真弓)
まだ少し他人行儀で額の花(真弓)
休園のキリンの首が青葉ごし(典子)
陸橋の手摺つめたき青葉の夜(典子)
枇杷の種うはさ脚色されてをり(典子)
休園のキリンの首が青葉ごし(典子)
初夏の二の腕やはらかく伸びる(ふく)
まだ少し他人行儀で額の花(真弓)
金魚金魚水のかたちを変へてゆけ(ふく)
枇杷の種うはさ脚色されてをり(典子)
切り傷は深くて潔くて夏(ふく)
陸続と子亀の群れて春の潮(恒義)
水たまりに閉じ込められて新樹かな(真弓)
一村の一日にして大代田(らてん)