◎みみず鳴く埴輪の顔に穴三つ(典子)
末枯れや小さくなりし力瘤(凡)
越えられぬフェンスの向かふ猫じやらし(ふく)
ジェットコースター落ちる手前の秋の空(真弓)
檸檬にも言ひ分があるティータイム(真弓)
屈みては子供に戻る草の花(典子)
◎日の落ちて帰り仕度の案山子かな(らてん)
末枯れや小さくなりし力瘤(凡)
二人ゐて二つの無口林檎食む(らてん)
非日常の日常となりしそぞろ寒(凡)
朝寒の改札へ行く父の背よ(ふく)
落とし物コーナーに団栗のかさ(ふく)
◎みみず鳴く埴輪の顔に穴三つ(典子)
ジェットコースター落ちる手前の秋の空(真弓)
日の落ちて帰り仕度の案山子かな(らてん)
蜉蝣の目に今生の夕日落つ(らてん)
秋雲や蔓草絡む三輪車(真弓)
秋しぐれ椅子を立てたり畳んだり(典子)
◎日の落ちて帰り仕度の案山子かな(らてん)
蜉蝣の目に今生の夕日落つ(らてん)
補助輪の取れて坂道風や秋(らてん)
黄落を了へる大樹に巣のかけら(典子)
越えられぬフェンスの向かふ猫じやらし(ふく)
彼岸花小石飼つてる靴のなか(真弓)
◎秋灯の瓶詰め果汁澱踊る(真弓)
蜉蝣の目に今生の夕日落つ(らてん)
補助輪の取れて坂道風や秋(らてん)
黄落を了へる大樹に巣のかけら(典子)
越えられぬフェンスの向かふ猫じゃらし(ふく)
彼岸花小石飼つてる靴のなか(真弓)
本棚を探るどこかに秋の声(ふく)
彼岸花靴の小石を気にしつつ(真弓)
病室へも国勢調査草の花(らてん)